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まろやかインド哲学

専門性よりも親しみやすさを優先し、インド思想をまろやかな日本語で分解演習します。座学クラスの演習共有のほか、インド六派哲学のサーンキヤとヨーガの教典についてコメントしながら綴ります。

プルシャはユニーク化できる存在

サーンキヤ・カーリカー 第18節・その注釈で述べられていること

プルシャの存在の複数性は、(以下により)立証されます。
固体の生死、器官が個体それぞれに定められているから。
同時に活動をしないということあるから。
トリグナの構成に違いがあるから。

 

 <「サーンキヤ・カーリカー」内でのこの節>

 第19節までプルシャの説明が続きます。

 

 <日本語化の意図メモ>

冒頭の「プルシャの存在の複数性は、(以下により)立証されます。」は、「同時に活動しない~」と「トリグナの~」の間に書かれているのですが冒頭にもって来ました。

「プルシャ」は30人の人がいたときにそれを30たらしめている、個別性・複数性を定義するものという意味で、タイトルを「プルシャはユニーク化できる存在」としました。

 

<用語メモ>

生、発生する、生成する、生み出す、創造する(janana)
※ここはデーヴァナーガリーは janmama
死(marana)
器官、行動や認識の器具・道具(karana)※このkaranaはカラーナー
特定の人や事物に認められたルール、個々に割り当てられたもの(pratiniyama)
~と同時に(yugapad)
~と同時ではない(ayugapad / a=not)
活性化させる、活動する(pravrittes)
プルシャ(purusa,purusha)
大衆、庶民、複数性、数、豊富(bahutva,bahutvam)
確立した(された)、認められた(siddham)
トリグナによる(trigunya)
さまざまな変化(viparyayac)
ほんとうに、まことに(cai'va = ca eva)

 

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