まろやかインド哲学

専門性よりも親しみやすさを優先し、インド思想(インドの視点)をまろやかな日本語で分解演習します。座学クラスの演習共有のほか、サーンキヤとヨーガの教典についてコメントしながら綴ります。

さまざまな Law of nature

「ダルマ」が主題の講義のときに、シャルマ先生がさらっと雑談しながらリストした「自然法則」の例は、いかにもインド。

 

  • ガンガー(ガンジス川)には汚いものも流れてる。バラナシへ行ったら全てが合流して、もうぐちゃぐちゃだよね。それがダルマ。
  • わたしたちは空腹で家に帰ったときに、母がまず牛にチャパティを与えてもおこらない。それがダルマ。
  • 犬にどうやってプラーナーヤーマを教え、それをやらせることができるだろう。そんなの無理。犬は犬の自然法則で生きる。それがダルマ。
  • 動物の発情期はなぜか一緒になるね。それもダルマ。
  • 食物連鎖もダルマ。


ガンジス川の話のときに、タオイズムと似ているとちらっとおっしゃっていて、「水は低きに流れる」のあとに「人は易きに流れる」の話になるかと思ったら別の方向へ行きました。
なんとなく、雑談のように話すのが楽しい。メモに「この雑談おもしろかった」とある。でもこうして文字に起こすと雑談ではなかったのでした。