まろやかインド哲学

専門性よりも親しみやすさを優先し、インド思想をまろやかな日本語で分解演習します。座学クラスの演習共有のほか、インド六派哲学のサーンキヤとヨーガの教典についてコメントしながら綴ります。

ヨーガの目的は強いディフェンス・メカニズムをつくること

日本ではデトックスという言いかたが親しまれていますが、インドで受けたナチュラル・トリートメントという考えかたについての講義で毒出しについての話がありました。
小さなことが毎日いろいろ起こるなかで、人はバランスをとっている。これは体に限ったことではない。だからヨーガの目的は強いディフェンス・メカニズムをつくることでもあるのだ、という導入。

そのときに、シャルマ先生がそのプロセスについて話してくれました。スタートは、心からでした。

 

1:Mental Disturb(心がかき乱れる)
 ↓
2:Digestion(消化に影響)
 ↓
3:Waste(無駄が発生)
 ↓
4:Toxin(毒素が発生)
 ↓
5:Running Nose(鼻水が発生)


3のところでは、もう充分なのに食べるという行為も同じで、そこで無駄が積み上げられる。
5のところでは、薬ではドライアウトすることにしか働きかけられない。毒出しをするわけではない。
この1~5全体の、毒を出そうとするところまでが、心と体の混乱から助けてくれるものであり、身体はかしこくできているのだ、というまとめでした。


このように消化の手前から説明されると、ヨーガの教典でやたら「消化の火(アグニ)」の話が出てくる理由がわかります。