まろやかインド哲学

専門性よりも親しみやすさを優先し、インド思想(インドの視点)をまろやかな日本語で分解演習します。座学クラスの演習共有のほか、サーンキヤとヨーガの教典についてコメントしながら綴ります。

パタンジャリは三人いる

インドでインド哲学のクラスを受けていた頃、初日にシャルマ先生がパタンジャリは三人いるという話をしてくれました。
これは弘法大師のようにあちこちに伝説があるという話だろうかと思っていたら、そうではありませんでした。
ヨーガを学ぶとパタンジャリ=ヨーガ・スートラの人、と思うだろうけれども、インド人にとってはほかにも○○の人、として有名なパタンジャリという名前の人がいるという話でした。

  • ヨーガ・スートラのパタンジャリ
  • prayerのパタンジャリ(祈祷師)
  • サンスクリット文法のパタンジャリ(文法学者)


インドは名前のバリエーションが少ないのでこういうことは多々あるのですが、これはたしかに「どのパタンジャリ?」となりそうです。
それぞれの専門家としてパタンジャリという人がいたという話です。