まろやかインド哲学

専門性よりも親しみやすさを優先し、インド思想をまろやかな日本語で分解演習します。座学クラスの演習共有のほか、インド六派哲学のサーンキヤとヨーガの教典についてコメントしながら綴ります。

プラクリティはプルシャの解脱のために活動する

サーンキヤ・カーリカー 第58節・その注釈で述べられていること

思いを鎮めるために人間が行為をするのと同じように、
プルシャの解脱のために、未展開のもの(プラクリティ)は活動をします。


<「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>
サーンキヤ哲学の二元論とそのはたらきの関係を説明する節です。ある意味代表的な節といえるかもしれません。


<日本語化の意図メモ>
~のために~するように、「yatha」⇒「tatha」という調子での喩え節が第57~59節で展開します。


<用語メモ>

思い(モヤモヤ、イライラ、じれったさ、焦り、不安、心配、熱望)(autsukya)
奪われることのない、物質的な反応の休止(nivrttya)
~のために(~rtam)
ゆえに、だから(yatha)
行為、行動(kriya)
行われる、結果、そうなる、有効である、適用される(pravartate)
人間、人(lokah)
プルシャ(purusa)
解脱+のために(vimoksa+rtham)
同様に、同じように、そのように(tadvad)
見分けのつかない状態のもの、未展開のもの(avyaktam)

 

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