サーンキヤ・カーリカー 第58節・その注釈で述べられていること
思いを鎮めるために人間が行為をするのと同じように、
プルシャの解脱のために、未展開のもの(プラクリティ)は活動をします。
<「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>
サーンキヤ哲学の二元論とそのはたらきの関係を説明する節です。ある意味代表的な節といえるかもしれません。
<日本語化の意図メモ>
~のために~するように、「yatha」⇒「tatha」という調子での喩え節が第57~59節で展開します。
<用語メモ>
思い(モヤモヤ、イライラ、じれったさ、焦り、不安、心配、熱望)(autsukya)
奪われることのない、物質的な反応の休止(nivrttya)
~のために(~rtam)
ゆえに、だから(yatha)
行為、行動(kriya)
行われる、結果、そうなる、有効である、適用される(pravartate)
人間、人(lokah)
プルシャ(purusa)
解脱+のために(vimoksa+rtham)
同様に、同じように、そのように(tadvad)
見分けのつかない状態のもの、未展開のもの(avyaktam)
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