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まろやかインド哲学

専門性よりも親しみやすさを優先し、インド思想をまろやかな日本語で分解演習します。座学クラスの演習共有のほか、インド六派哲学のサーンキヤとヨーガの教典についてコメントしながら綴ります。

苦しみは自然なこと

Samkhya Karika

サーンキヤ・カーリカー 第55節・その注釈で述べられていること

そこでは、知性をもつプルシャは老いと死によって引き起こされる苦しみを受けます。
リンガが消滅するまで。
それゆえ、苦しみは自然なことです。


<「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>
被造物、創造されたもの全てに共通する苦しみを説いています。
身体を持ち・失うことについては、第39節で述べられています。
 

<日本語化の意図メモ>
「リンガが消滅するまで」を1行目に差し込むことも考えましたが、文字列の順番のままのほうが最後の一文の強調効果も感じられるので、そのまま訳しました。


<用語メモ>
そこでは、そこにおいては、その際(tatra)
老い(jaram)
死(marana)
引き起こされる、準備される(krtam)
苦痛、苦悩、苦しみ(duhkam)
負う、受ける(prapnoti)
知性、意識(cetana)
プルシャ(purusah)
リンガが、微細な身体が(lingasya)
消える、戻る、終了する(vinivrtteh)
それゆえ、したがって、そのため(tasmad)
自ら、自然におこること(sva+bhavena)

 

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