サーンキヤ・カーリカー 第60節・その注釈で述べられていること 新たなさまざまな方法を使って、情け深く非利己的に、プルシャのためにグナを有するプラクリティは、グナを有さないプルシャのために、意味もなく実行をします。 <「サーンキャ・カーリカー」…
サーンキヤ・カーリカー 第59節・その注釈で述べられていること ステージで演目を終えたダンサーが踊りを終了するように、プラクリティはプルシャにみずからを示したあと、活動を終えます。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>第59節と第60節はフェ…
サーンキヤ・カーリカー 第58節・その注釈で述べられていること 思いを鎮めるために人間が行為をするのと同じように、プルシャの解脱のために、未展開のもの(プラクリティ)は活動をします。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>サーンキヤ哲学の二…
サーンキヤ・カーリカー 第57節・その注釈で述べられていること 子の成長のために無意識の牛乳が活動する(出てくる)ように、 プルシャの解脱のために、根本原質としてのプラクリティは活動します。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>前節に引き…
サーンキヤ・カーリカー 第56節・その注釈で述べられていること プラクリティの自動的な活動は、大なるものから元素に至るまでに及びます。それはプルシャの解脱のために行われます。自己のためであるかのようでありながら、他のもののために開始されます。 …
サーンキヤ・カーリカー 第55節・その注釈で述べられていること そこでは、知性をもつプルシャは老いと死によって引き起こされる苦しみを受けます。リンガが消滅するまで。それゆえ、苦しみは自然なことです。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>被…
サーンキヤ・カーリカー 第54節・その注釈で述べられていること サットヴァの多いものは上方に。タマスの多いものは下方に。ラジャスの多いものは中間に。創造はブラフマーから草にまで及ぶ。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>前節の内容に即しつ…
サーンキヤ・カーリカー 第53節・その注釈で述べられていること まとめると、被造物としては神々が8種類、動植物が5種類、人間が1種類存在します。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>このあとの第54節から「創造とグナ」の説明になるので、そのま…
サーンキヤ・カーリカー 第52節・その注釈で述べられていること 「状態」がなければ「リンガ」は存在しません。「リンガ」がなければ「状態」はあらわれません。それゆえに、「リンガと呼ばれるもの」「状態と呼ばれるもの」として、2重の創造が行われます。…
サーンキヤ・カーリカー 第51節・その注釈で述べられていること (8種類の達成は) 考えること ことば 学習 内なる苦痛を滅する(「3種の苦痛を滅すること」の1) 外なる苦痛を滅する(「3種の苦痛を滅すること」の2) 神意、運命による苦痛を滅する(「3種…
サーンキヤ・カーリカー 第50節・その注釈で述べられていること (満足の)内的なものは4種類あり、「プラクリティ」「手段」「時間」「摂理」と呼ばれます。(満足の)外的なものは5種類あり、感覚器官の対象から離れることから起こります。(合計して)満…
サーンキヤ・カーリカー 第49節・その注釈で述べられていること 11器官【知覚器官(5)+行為器官(5)+マナス】の損傷は、(統覚機能である)ブッディの損傷とともに、無能力として示されました。ブッディの損傷は17種類です。満足(9種類)と達成(8種類…
サーンキヤ・カーリカー 第48節・その注釈で述べられていること タマス質は8種類です。迷いも同様(8種類)です。大きな迷いは10種類です。暗闇は18種類で、盲目の暗闇も同様(18種類)です。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>タマス質を細分化し…
サーンキヤ・カーリカー 第47節・その注釈で述べられていること あべこべの認識は5種類あります。器官の欠陥から起こる無能力は28種類あります。満足は9種類あります。達成は8種類あります。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>前節の内容をさらに…
サーンキヤ・カーリカー 第46節・その注釈で述べられていること これらは認識が創造するものです。(この創造は)あべこべの認識、無能力、満足、達成と呼ばれます。グナが比率を取り合うはたらきによって、それは(さらに細分化されるので、数えると)50種…
サーンキヤ・カーリカー 第45節・その注釈で述べられていること 執着を離れることで、プラクリティへの没入が起こります。激しい執着から輪廻が起こります。自在力によって妨害のない状態があり、自在力がなければ妨害が起こります。 <「サーンキャ・カーリ…
サーンキヤ・カーリカー 第44節・その注釈で述べられていること 功徳は上方へ向かいます。不徳は下方へ向かいます。知によって解脱が、その反対のもの(無知)によって束縛があると認められています。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>前の第43節…
サーンキヤ・カーリカー 第43節・その注釈で述べられていること 功徳には、先天的な生まれつきのもの、自然にそなわるもの、後から獲得するものがあります。これらは器官を拠り所とすると認められています。妊娠直後の胎児は、結果(である粗大な身体)を拠…
サーンキヤ・カーリカー 第42節・その注釈で述べられていること リンガ(微細な身体)は、プルシャの目的を理由に、原因と結果が結びつくことによって、さまざまな形で、ときに偶発的にあらわれます。プラクリティ(そのあらわれのなかに潜在的に存在してい…
サーンキヤ・カーリカー 第41節・その注釈で述べられていること (キャンバスのような)拠り所がなければ、絵は存在できません。杭がなければ、影は存在できません。これと同じように、リンガ(微細な身体)は、微細な要素を拠り所とすることで存在します。 …
サーンキヤ・カーリカー 第40節・その注釈で述べられていること リンガ(微細な身体)は(世界が)存在する前からあり、固執することなく、永遠に存在しています。大きなものから微細なものまでを範囲としたものから構成され、(経験を持つことがなく)さま…
サーンキヤ・カーリカー 第39節・その注釈で述べられていること 微細なもの、母父から生じた身体は、粗大な元素とともに、3種類のありかたで特異化・変化して存在するでしょう。それらのうち、微細なものは永遠に存在し、母父から生じた身体は消滅します。 …
サーンキヤ・カーリカー 第38節・その注釈で述べられていること 微細な要素は、特異なものに変化することはありません。微細な5つの要素から5つの粗大な元素があらわれ、この粗大なものが特異に変化すると定められています。おだやかな(サトヴィックな)も…
サーンキヤ・カーリカー 第37節・その注釈で述べられていること ブッディはプルシャに、あらゆるものに対する "享受" を成立させます。 またさらに、「プルシャがプラクリティとは別のものである」という微細な違いを識別しているのもブッディです。 <「サ…
サーンキヤ・カーリカー 第36節・その注釈で述べられていること グナが特別に変化したものであるこれら(3つの内的器官と10の外的器官)は、それぞれ特異質を持ちながら、ロウソクの役割を果たします。プルシャが目的とするものをすべて照らし出し、ブッディ…
サーンキヤ・カーリカー 第35節・その注釈で述べられていること 内的器官とともにブッディはすべての対象を捉えます。そのため、3種の内的器官が門番、ほかの外的器官が門ということになります。 <「サーンキャ・カーリカー」内でのこの節>すべての対象の…
ヴェーダーンタ哲学者シャンカラチャリヤの説明のあとに、シャルマ先生(サーンキヤ・ヨーガが専門)がさらっとコメントしたひとこと。 ヴェーダーンタでは「感じ方」は教えない この言葉のメモに、赤線が引かれていました。当時のわたしが引きました。その…
サーンキヤ・カーリカー 第34節・その注釈で述べられていること これら13の器官のうち、5つの知覚器官は特殊なことも、特殊でないことも対象にします。 (行為器官のうち)「話す」器官は音を対象にします。 そしてその残りの行為器官は(「色」「音」「香」…
サーンキヤ・カーリカー 第33節・その注釈で述べられていること 内的器官は3つあります。外的器官は10個で、3つの内的器官の対象といわれます。外的器官は「現在」を対象とし、内的器官は3つの時(過去・現在・未来)を対象とします。 <「サーンキャ・カー…
サーンキヤ・カーリカー 第32節・その注釈で述べられていること 道具である器官は13種類あります。(5つの行為器官は)「捉えること」と「保持すること」をします。(5つの知覚器官は)「照らすこと」をします。これら(13種類の器官)のはたらきかけは10種…